悩む女性新幹線が1時間50分も遅れた…払い戻しはされるかな…?



2時間ルールって聞いたけど、1時間50分はどうなるのかな?
結論!新幹線の1時間50分遅延の払い戻しは対象外です。JRのルールでは「2時間以上遅れた場合」に限り、特急料金の全額が払い戻されます。



ぎりぎりの1時間59分の遅れであっても、2時間に達していないため対象外です。
この記事では元JR社員である筆者が、新幹線が1時間50分遅延が払い戻し対象外となる理由について詳しく解説します。
この記事を読めば、新幹線が2時間以上も遅延した場合の払い戻し方法についても理解できます。


【結論】新幹線の1時間50分遅延では払い戻しされない!理由も解説


新幹線の到着が1時間50分遅れた場合、特急料金は払い戻しされません。
JRのルールは「2時間以上」の遅延が基準で、対象は特急料金のみです。1時間59分でも対象外となる厳密なものです。
なぜ1時間50分では払い戻し対象外なのか?
JR各社では払い戻しの基準を「2時間以上の遅延」と定めているため、新幹線の1時間50分遅延では払い戻し対象外です。JR東日本の「きっぷに関するご案内」でも、明確に記載されています。
具体的には「目的地の到着時刻より2時間以上遅れた場合」に限り、特急料金の全額が払い戻されます。



1時間50分や、ぎりぎりの1時間59分の遅れであっても、2時間未満の遅れは払い戻し対象外です。
そのため、この「2時間」という基準が新幹線の1時間50分遅延の払い戻し可否の境界線となっています。
引用元:JR東日本「きっぷに関するご案内(列車が遅れた場合)」
「2時間以上遅延」で全額払い戻しのルール
「2時間以上遅延」のルールは、特急料金や急行料金が全額返金される制度です。
JR東海の旅客営業規則にも「到着時刻より2時間以上遅延したとき」に、特急・急行料金を全額返金する旨が明記されています。
注意すべき点は、今回のような新幹線の払い戻し対象は特急料金に限られることです。基本的に移動そのものに使われる乗車券(運賃)やグリーン料金は返金の対象に含まれません。



あくまで新幹線の「速達サービス」が提供できなかった分への返金という位置づけです。
1時間50分と2時間の境界線はどう扱われる?
1時間50分と2時間の境界線は、厳密に運用されています。2時間に満たない遅延は、払い戻しの対象外となります。
JR東日本の案内にも「2時間以上の遅延」と明記されています。「以上」はその時間を含むため、2時間ちょうどの遅れからが払い戻し対象です。
たとえ1時間59分といった、2時間まであとわずかな遅延でも基準を満たしません。1時間50分の遅れは、明確に対象外と判断されます。



この「2時間以上」という基準はJR東日本に限らず、全国のJR各社で共通のルールとなっています。
引用元:JR東日本「きっぷに関するご案内(列車が遅れた場合)」
新幹線の遅延で払い戻しされる条件


新幹線の遅延による払い戻しの条件は「2時間以上の遅延」です。
払い戻し対象となるきっぷの種類と範囲
新幹線の遅延で払い戻しとなるのは「料金券」の部分であり、速達サービスが提供できなかった場合に、その分の料金が払い戻されます。
一方、移動の対価である「運賃(乗車券)」は払い戻しされません。目的地まで乗車した事実は変わらないため、運賃は対象外です。JR東日本の「きっぷに関するご案内」でも、料金券のみが対象と明記されています。
引用元:JR東日本「きっぷに関するご案内(列車が遅れた場合)」
遅延や運休で払い戻しの対象になるケース
特急料金などが全額払い戻しとなるのは、主に以下の2つのケースです。
- 目的地への到着が2時間以上遅れた場合(遅延)
- 途中の駅で列車の運転が打ち切られた場合(運休)
JR東日本の規定でも、大幅な遅延や運転打ち切りが払い戻しの条件とされています。
いずれの場合も、速達サービスが提供できなかったことへの返金です。
引用元:JR東日本「きっぷに関するご案内(事故などの場合の取り扱い)」
新幹線の遅延払い戻し手続きの流れと注意点


新幹線の遅延払い戻しはJRの窓口で、きっぷを持参して手続きします。遅延・運休に伴う払い戻しは「事由発生日の翌日から起算して1年以内」です。
クレジットカードやEXサービスでの購入は、手続きが異なるため注意が要ります。
払い戻しの手続きができる場所とタイミング
新幹線の遅延や運休による払い戻しは、JRのみどりの窓口や指定席券売機で行います。きっぷの払い戻し手続きには、対象となるきっぷ(乗車券類)の持参が必要です。



指定席券売機でも新幹線の遅延の払い戻しができますよ!


2025年10月1日から、JR東日本の指定席券売機では、東海道新幹線の遅延の払い戻しができるようになりました。


払い戻し申請の期限と注意点
新幹線の遅延払い戻しのきっぷの申請には期限が定められています。
遅延・運休に伴う新幹線のきっぷの払い戻しは「事由発生日の翌日から起算して1年以内」です。
クレジットカード決済の払い戻し対応方法
クレジットカードで購入した場合は、購入方法により対応が異なります。
駅のみどりの窓口や指定席券売機などで購入した場合、払い戻し時にも同じクレジットカードの提示が必要です。



購入時に使用したクレジットカードが必要です!
一方、EXサービスやスマートEXでの購入分は、窓口ではなく会員サイト上で手続きを行います。※EX予約はJR東海のサービスです
引用元:JR東日本「きっぷに関するご案内(クレジットカードで購入されたきっぷ)」
スマートEX・紙きっぷ・旅行会社での違い


新幹線のきっぷの遅延払い戻し方法は購入場所で異なります。
スマートEX・新幹線eチケットの払い戻し方法
スマートEXや新幹線eチケットでも基本的に会員サイトやアプリで新幹線の2時間以上の遅延払い戻しが可能です。




スマートEXや新幹線eチットではアプリや会員サイトで2時間以上の遅延払い戻しに対応しています。しかし、きっぷの種類によって払い戻しの可否は異なるので公式サイトをご覧くだい。
紙きっぷ・窓口購入時の手続き方法
窓口や券売機で購入した新幹線の紙のきっぷは、駅のみどりの窓口や指定席券売機で遅延払い戻しを行います。手続きには、購入したきっぷの実物を持参する必要があります。
2025年10月1日から、JR東日本の指定席券売機では、東海道新幹線の遅延の払い戻しができるようになりました。





指定席券売機でも新幹線の遅延の払い戻しができますよ!※例外あり


旅行会社・ツアー商品を利用した場合の注意点
旅行会社で購入した新幹線のきっぷは、原則として購入した会社で払い戻します。JRの駅のみどりの窓口では対応できない場合が多い点に注意が必要です。



基本的に駅のみどりの窓口では旅行会社のきっぷの払い戻しはできません!
まとめ:新幹線遅延払い戻し1時間50分では払い戻しはない!


新幹線が1時間50分遅延した場合、払い戻しは受けられません。JRのルールは「2時間以上」の遅れが基準で、1時間59分でも対象外です。
また、払い戻し対象は特急料金のみで、運賃は返金されません。万が一2時間以上の遅延となった際は、紙きっぷなら窓口、スマートEXはサイトなど、購入場所に応じた手続きが必要です。
新幹線の遅延に伴う払い戻しは、ご自身のきっぷの購入方法を確認して「事由発生日の翌日から起算して1年以内」に手続きをしてください。



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